はんのこぶろぐ

はんのこしょんぼりがマイペースに日々のあれこれを語るんだと思います

図書館戦争を観た

土曜日のはなしですが。

 
実写映画、図書館戦争を観て来ました。
きっかけは原作小説(文庫版)を全巻一気読みしてしまったため。その勢いで。あとオススメしてくれた方がいたので。
 
でも原作ものの実写化はダメ、っていう先入観がありましたので、期待はしすぎないように気をつけながら映画館に向かいました。
で、まぁ蓋を開けてみればというか何というか、観終わってみれば揚げ足取り程度の文句しか出て来ない、素晴らしい出来の映画でしたとさ。
郁はイキイキ、堂上はムッツリ、小牧は実に小牧、柴崎可愛すぎ、手塚は弦ちゃん。
 

 

特に印象的だったのはやっぱり銃撃戦。野辺山図書館での防衛ラインの攻防は手に汗握りました。
ドラマや他の映画でありがちなやみくもな銃撃戦ではなく、きちんとチームでタイミングを合わせての射撃。防衛ラインを下げる時のカバーと連携。負傷者が出た時のフォロー。良化隊側のラインの上げ方。
ミリタリーにはさほど明るくないですが、「こりゃ本物だ!」と強く感じました。
あと岡田君のアクション。パンフレットでも語られてましたが、SIG(正式名称が分からないあたりにわか)を持って坂を滑り降りるシーンがかっこよすぎ。あと終盤の堂上無双シーンの中での、相手の銃を抑える→マガジンを抜いて機能停止→相手を殴る、のシーンが鮮やかすぎ。岡田くん舐めてました。SP(笑)とか言ってすみませんでした! でもSPは遮蔽物を使わずに銃撃戦やってたからやっぱだめだ。監督が悪い。
 
閑話休題。
 
原作ブレイクも殆ど無く、むしろ尺に収めるために切るべきシーンは切り、アレンジしたシーン、オリジナルシーンを入れたことで原作未読でもちゃんと楽しめる良い構成になっていたと思います。頭撫で撫でをうまく使ってたね。
 
ちょっとした不満を述べると、切ったシーンがあったことで手塚と柴崎が割を喰ってた気がすること、郁が最後に銃で人を撃ったこと(原作では二回目の大規模戦での乱射→嘔吐のコンボだった気がする)ですかね。まあ後者は場面的に必要だったし、アレンジの範疇ですかもね。
 
テンポも良く、コメディシーンでは楽しく笑え、シリアスシーンでは釘付けになる。すげー映画だったと思います。
続編来るなら是非また観たいですねー。
 
あと作品自体の感想とは別に、「その時点で映画内では語られてないけど、原作既読だと堂上の気持ちが分かるシーン」があって、思わずクスクス笑ってたら他にも一人笑ってる人が居ました(他の観客は笑ってない)。同志。
 
というわけで、久々に心から満足できた邦画でした。DVD出たら嫁さんに布教するためにも買うか借りるかしよーっと。
アニメDVDみたいに小冊子とか付いてくるならきっと買っちゃう。